人は1人では生きていけません。
必ず何かのコミュニティに所属しています。
通常は何かのコミュニティを選んで参加し、その中で、自分の役割を見つけていきます。
学校、会社、友人、趣味のサークル…。
そう考えると、人生においては、それらのコミュニティとどう付き合うかが大きな問題となってきます。
だから多くの方にとって、人間関係が最大の悩み、ストレスの原因となっています。
みなさんはいかがでしょう?
少し古いデータですが厚生労働省が調査した結果を紹介します。
これは、厚生労働省が、17,500人を対象として行った調査結果です( 有効回答数 9,915人)。全体として、「職場の人間関係の問題」が41.3%と最も高く、その後「仕事の質の問題」33.1%、「仕事の量の問題」30.3%と続きます。
男女別にみても、この傾向は変わりません。
大別すると、
1.人間関係の悩み
2.仕事の悩み
といえそうです。
この悩みをどのように解決すれば良いでしょうか?
ここで、最近日本でも注目が高まってきたアドラー心理学の考え方を少し紹介します。
アドラー心理学では、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩み」と言い切っています。
そして、これを解決し幸福になるためには、「共同体感覚」を養うべきと説きます。
共同体感覚とは、家族、地域社会、国などで所属感、信頼感、貢献感をもって行動することで得られるとしています。
難しい話になってしまいましたが、誤解を恐れず意訳すると、コミュニティに所属している意識を持ち、メンバーと信頼関係を構築し、他者に貢献することで、人は悩みを克服し、幸福になれるという考え方です。
このフロイトやユングと並び称される心理学の三巨頭の一人であるアドラーの考え方は、当協会の考え方に通じるものがあります。
前述の厚生労働省のデータを大別した一つ目の悩みは、人間関係でした。
多くの方が、所属するコミュニティ(今回の調査だと主に職場)での人間関係に悩んでいます。
しかも、多くの場合、自分ではどうしようもない壁に苦しんでいます。
自分の力で変えようのない、コミュニティのルールや慣例などに苦しんでいます。
ただ、誰もが、自分が所属するコミュニティは自分で選べます。
ならば、自分で所属するコミュニティを自分でプロデュースできたらどうでしょう。
戦略的にコミュニティを自ら構築するのです。
幸せな人生を手に入れる大きな力になるでしょう。
もう一つの大きな悩みは、仕事の悩みでした。
具体的には、仕事のやりがいや経済的な成功などを手に入れることでしょう。
あなたが自分でビジネスを行っている経営者なら、コミュニティを戦略的に構築することが仕事(ビジネス)での成功に大きく貢献します。
※サラリーマンでも十分活用できますが
つまり、自分でコミュニティを運営することで、前述の人生の大きな悩みを両方解決できるのです。
我々は、自分の人生の目的を実現するために戦略的にコミュニティをつくることを推奨しています。
こようなコミュニティを、ビジネスコミュニティと呼んでいます。
定義すると、ビジネスコミュニティとは、ビジネスの一環として運営・管理される、共通の目的や趣味・関心、属性を持つ人達の集まりのことです。
本ブログでは、このビジネスコミュニティについて、考え方や構築、運用の仕方を中心に解説していきます。
お楽しみに。